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快感じゃがーの部屋


[1937] ピアス
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




はやい呼吸の音
鮮明に聴こえ
子守唄のようになる

あたたかな暗闇のなか

キスをするには
背の高すぎる貴方

爪先立ちをしたら

後ろめたさが
やってきた



合い鍵が欲しくて

またひとつ
嘘をつき

眠る街の間
縫って。街灯

きらめいて笑う

このままじゃ
二人はだめになる

分かっていて

それでも
求めてしまう指



じっとしているから
ここにいさせて

邪魔なんてしないから

わがままは
これきりだから

あんまり近くに
貴方がいすぎて

影の居場所を
見落としてたの



センチメンタルが
襲う冷たい朝

こんなにも孤独を
感じて寂しくて

明日は
「落とし物をした」と
また

嘘をつこうと決めた

私のピアスは
よく何度も失くなるの



じっとしているから
ここにいさせて

邪魔なんてしないから

わがままは
これきりだから

あんまり近くに
貴方がいすぎて

影の居場所を
見落としてたの



じっとしているから
ここにいさせてよ

覚めない夢が。

貴方の中にはある

もう特別な言葉は
必要ないよ

ただ愛しいと思う
そんな一瞬が

途切れることなく
つづいていくだけ



私の心は
よく何度も痛がるの

そして

架空の
誰かに恋をする



2014/01/25 (Sat)

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