ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 虚構ライン

快感じゃがーの部屋


[203] 虚構ライン
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




嘘を吐いて
誤魔化す能力ばかりが

長けてしまった、今。





あなたの全てを
信じることは


出来ないの










口先だけのロマンス










可能性は
希望を生み、



時に絶望さえも見せた













ねえ

悲しいことはないよ





だけど
シアワセでも

なくって









かつての同級生の


状況も

恋愛も
進展も





素直に喜んであげられるほど

良い人間じゃあ
ないの













汚濁してくね







世界が虚構







わたしが虚構?










ないがしろになって...














お母さん、

何故貴女は



こんな生き物を

産み落としてしまったの










染まりたい


染まれない





冷たい矛盾が
死ぬほど厭で





だけど
本当は、



情けないくらい

図太いから






何もかもを
殺ぎ落としてほしいの





その爪で


その愛で





虚心すべてを
打ち砕いて


見せて





真実の重みで

さあ、
わたしをぶって


2007/10/04 (Thu)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -