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快感じゃがーの部屋


[205] 金魚草
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]




金魚草、

微笑んで





つぼみにキスする
あなたが好きで










だけど



思い出すたび





胸が急に
苦しくなるの





何故?










結論なんて
どうでもよかった



道程なんて
どうでもよかった










2人、共に
生きてゆくことが



一番大切だったのに...





今更
後悔したって、

もう



遅すぎるよね













思い出したくない
こともある



楽しい思い出
ばかりじゃ、ないよ










それでも、
大好きだった



全身で愛してた





もう、居ないけれど

「愛しい恋人」















囁いてくれた
言葉を


抱きしめてくれた
夜を





指の感触を


温もりを










ねえ、全部
そのままに



歩いてゆくわ







もう、居ないけれど



ずっとずっと

「愛しい恋人」













金魚草の花、
触れるたび


思い出すよ





思い出すから







愛しい、愛しい

あなたの瞳







冬を越して

また



出会えますように


2007/10/04 (Thu)

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