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快感じゃがーの部屋


[22] 殺戮の夏
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



引き裂いた


グチャグチャにして
もう二度と
立ち上がれないくらい

攻めたてて
きつく、キツク
結んで、縛って


殺した


忘れ去られた様に
置いたままの
きみの手紙
ひとつ残して


ゼンブ殺した


海の底に
何もかも沈めて

もう二度と
思い出せないくらい
笑えないくらい

ぎゅっと、じっと
破って、壊して


殺した。



あの頃に
戻れないのなら
生きてる意味だって

ないの


現実に哂われるのは
耐えてゆけないわ



じっとり汗ばんだ頬が
泪と滲んで
区別だってつかないけど


哀しみを刹那に
苦しみを痛みに
今を生きる糧に


何もかもすり替えたら
明日は笑えるかしら




あたしの中のあなたは
いつまでも動かないけど




止まったままの時計の針
も一度刻めるように

静かな朝を愛せるように

あたしは行くわ




ひとつ大人にさせた
真夜中の情事

あなたは知らない
あなたは知らない

2007/04/15 (Sun)

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