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快感じゃがーの部屋


[239] 雨上がりの街
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



ねえ。

いま。



この瞬きの1秒



きみのこと
忘れそうになったよ





だって、空がラピュタみたい





頭の奥のほう

ぱちんぱちんって



ハジける音が、
いつもするの










君が降らせたユーウツは、

ぼくを
離してくんなくて





それでも、
現実は待ってくれないんだ

って





また、ひとつ
捩れてった















小指の爪だけ伸ばすジンクス



未だ切実に
信じてるきみの


ちっちゃなちっちゃな

願い事





ぼくが叶えてあげましょか





夜ごと、膨らむ
妄想にも似た淡い現実を

斬り裂いて、

痛みに替えるのが





「ボクノシゴト。」










コメットみたいな
ひらひらで

もう泳ぎきった?



群青










素敵な唄だね。と

虚しく



きみがわらう
ヤサシイ世界










せめて、
"オカエリ"があるなら



ぼくも帰りたいと
嘆くだろうに















こんなにも切ないのは、
誰の仕業?










徒、唯、演技してる。










夜の原色と
時間軸の

向こう

2007/10/19 (Fri)

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