詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
虚偽の日々を笑って話した
これがさも
当たり前とゆうように
ほつれたスカート
手を伸ばし
もう駄目だわ...
きみは呟く
向こうにいる明日は
決してあたしを
待ってはくれないのに
あたしは
追いつけずに
ヒトリで
生きてゆく
夢を見るの...。
造り笑顔より
素直な涙が見たいと
ぼくは
云ったけれど
余計みじめになるわ。
きみはスカートを
引き千切った
切れ端の
落ちてゆく
アスファルトに
きみの刹那が
溶けてゆく...
ねえ
飛べないなら
飛べるまで
きみの隣に居ても
いいかなあ
サヨナラなんて言わないで
涙が落ちる瞬間は
傍に居させて
このまま
夕日が沈むまで
ずっとずっと
傍に居させてよ
翳る部屋には
もう
誰も居ない
寂しさも
襲ってこないよ
ほら
淡い水色のカーテンに
よく映える
赤と黒
透き通る眼差しは
黙って
ぼくを見つめた
この手を離さないでね。
まだ笑う
きみの
その羽根が
例えば
もげてしまっても
ずっとずっと
傍に居るよ
だから安心して
泣いていいんだ
さあ、おいでよ
このぼくの止まり木に