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快感じゃがーの部屋


[357] Tea time
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




きみが好きだった

ショートケーキの
三角



澄ました顔した
苺を食べて、



生クリームの
山を

崩してゆくのが



難攻不落の城を

支配、
するようで



なんだか
楽しい





笑っていたね。



きみが好きだった

角砂糖の
四角



あの形は
サイコロのよに



それぞれに
ちゃんと、

顔があって



隙間なく

小瓶に
敷き詰めたときの



達成感ったら、
ない





笑っていたね。



きみが去って、2年



あの日の言葉は

時々
胸を締めつける



けれど、

セツナイ思い出に
寄ってくるのは



黒い蟻、ばかりで



愛なんて
代物は

いまだ、掴めぬままだよ



きみは今も、

ショートケーキと
角砂糖



笑いながら
誰かと

おしゃべり、しているの?




2012/04/20 (Fri)

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