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快感じゃがーの部屋


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詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]


馬鹿な振る舞いも
鈍感に成りすますことも

時には楽で
時には痛くて

気づいてしまったら
きっとこんな私だから

自分を殺してでも
周りに尽くしてしまう

クラス中の好奇がやがて
敵に回ったとき

急に惨めになって
この世界の生き辛さを感じた

思い出す度に
打ちのめしたくなる

愚かな行為だよ

それでも過去は現実の一部

大人に成るってことは
自由に責任を持つってことで

いつも主観を大事にしてちゃあ
上手くは笑えない

だけど本当に
独りぼっちになった今

色々考えてみたりもする

正しさがあったとすれば
あなたを傷つけずに済んで

自分も壊さずにいられたかな

そんな未来の居所

卑屈な今日は何処か笑えない
冗談で終わりたいね

せめて眠りの前くらい

憂鬱の水溜りに
腰を下ろしたままで

もう立ち上がれない
そんな気がして

錯覚だと
誰かが云ってくれたら

ほんのちょっと
手を差し伸べてくれたら

臆面もなく
そんなことを想像した後は

あの日の平穏に
感謝しよう

努力とか継続って言葉の
響きにやられて

一つとして
気持ちを注げなかった私も

ちゃんと生を
繋いで走ってきたんだ

今日
あなたに言葉を伝える為

そう思えば
せめて眠りの前くらい

良い夢願って
期待してみてもいいよね

完璧と理想の違いに気づければ

明日は1ミリの
微笑みが嬉しくなる

ヘビーな台詞がずしんと来たら

明日は1ミリの
行動に満足を

本当の私を褒めてあげる日

ずっとずっと待っていたんだよ

日の出の瞬間の
密やかな喜び

2008/01/10 (Thu)

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