詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
あの回りくどい感じに
ちょっとまた、
惹かれそうになる
明日、目覚めたら
すぐにでも
夢日記を書きたい
心臓の鼓動を
確かめるだけの
マニュアル
でも、そんな容易いことが
怖かった日
とても怖かった日
君がちょうど
そこに
通りかかってくれて
それは激しい嵐の夜の
ほんの少しの、
雨宿り
冷たい身体を重ねて
凍え死んで
しまわぬように。と
祈りながら
眠りに就いたけれど
明くる日は、
良い天気だったから
二人には
別れの言葉なんてものは
必要なかった。
多分、私は
ちっとも弱くないし
そして
ちっとも強くない
ただ、生には疎く
死に固執している
そんな少女なのです
電気を消したら
世界は、もっとよく見えるのに。
指先で
「愛」と描くくらいの、
シンプルさ
けれどきっと
そういう日々が、一番
幸せだったように
思います
私は、ただ
そんな少女でした。
そんな、平凡な少女でした。