詩人:快感じゃがー | [投票][得票][編集] |
私は求めすぎたんだと思う
彼の様々なものを
求めすぎたんだと思う
100をくれたあなたに
120を強請り
120をくれた次の日に
150をせがみ
そんな感じで
なんとなく
自分を制御できずに
彼の心を
切り裂いていたんだと思う
付き合いきれない
そう言って
部屋を出て行ったとき
なんだか
世界が右に捻じれてく
感じがして
もう訳が分からなかった
多分彼に頼りすぎてた
だから彼がいないと
私はただの
子供だった
あなたの居ない
朝と夜を
何度も過ごして
あなたの居ない
色んな空間を
どうにかやり過ごして
私のことを本当に
考えてくれる
親友が居なければ
私はずっと
彼のことを
責め続けていたよ
今更
どんな謝罪も
無意味だし
愛してたと言っても
酷く身勝手で
けれど
写真を眺めて
気づいたのは
本当に欲しかったものの
本当の在り処
あなたが私を愛し
私もあなたを
愛し
ただ二人で居られたら
それだけで
好かったんだ
今更
今更
今更。
なんにもならない
言い訳だと知ってて
でも
止まらないよ
本当に今更
親友が
私を抱きしめながら
その涙を
次の誰かの為に
忘れるなと
そっと言ってくれた
私の周りには
優しい人ばっかりだ
だから
私は
あの日を一生忘れない