詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
これが最後ね、と
切なさ差し出して
置き忘れてきた
ポケットの中の夢
あんなに愛してたのに
きっと、
きみが先に
切り出す答え
わたしは知っていたの
だから
涙が止まらない
止まらない
震えてた
あの日は
想いに気づいた夜は。
妄想の域を出ずに
ただ、藻掻き
溺れそうな週末
震えてた
あの日も
想い、口にした夕暮れ。
あなたが
ほんの少し俯いて
黙ったとき
呼吸を止めたとき
震えてた
あの日から
想いが通じた朝も。
上り詰めた坂道
後は、くだるだけ
なんて
寂しすぎるから
口には出せなかったよ
気づいてたんでしょ
ハンターの眼
恐れないで
心模様
曇りだって
陽は、また昇るって
気づいているから
ねえ
死んだりしないの
今もまだ
愛してるって
鏡の中
ちゃんと言えるよ
一度だって
口には出せなかった言葉
きみの背中
遠くてもう
見えなくて
隣、明け渡しちゃった
「温もりばっかり、悲しすぎるね」
初めてを知る日に
翳りが
翳りが
あなたが居ないと
わたしは
わたしは
きみがくれたもの
指輪と
お揃いのマグカップ
ぬいぐるみ・・・
後悔も
ほんのり甘いね
あなたと出会えて
よかったよ