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快感じゃがーの部屋


[50] 黒と白
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]



きらきら



美しすぎて
直視できないの


嫌いになれない





ストレートな
言葉が


不似合いな

僕には



うまく

誘えない





たまに夢の中で


君に手を引かれ



真っ青な
空の

入道雲のてっぺんで



やっと
捕まえる

きつく
抱きしめる



感触がある




所詮は夢だけど







あなたの色は
多分





僕の色は
きっと

黒なんだろう




染まらない
あなたが

好き




スカートを

軽やかに
翻す




きらきら


直視できない





でも君は

黒が好きと
いった




星は夜空が暗いから

美しく

目立つのだと






髪の一本一本が

絹のように
するりと


僕の指のあいだを
すり抜けた





透明な


透明な



願わくば
そこでずうっと


笑っていてください


ただ

笑っていてください




君の確かな

透明の愛が


ぼくをいま
生かしているよ



世界の声を
届けているよ






渦巻く痛みを

遠く
遠く

超えて




黒と白が
互いを

引き立てあうよに

2007/06/17 (Sun)

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