そこには何もなく何にも何にもなくわたしには何もなく何にも何にもなく嘆いていたら誰かがやってきて何にもなくはないとそう言ったのですどうやら彼には見えるらしいのです荒野が花畑に見えるらしいのですだけどわたしにはそれが真実かはわかりませんそして嘘かどうかも見抜けませんただ言えるのは信じることがきっかけになる日もあったんだなということそれぐらいしかわたしにはわかりませんでも今走り出すには充分な理由でした
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