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快感じゃがーの部屋


[599] 揺れる白百合
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




経験不問、特別任務

傍に居ることが重要で
君のお役に立つことが

願望で、



有意義に
過ごせるかどうか、なの



清く正しく、敬礼!



愛欲を打ち明けても、
いい?



自分を守って、
生き抜いていくことの

何が馬鹿らしいと

云えるのかしら



時々、

意味もなく

虚しさが
込みあげる時に



無情を知って、
またひとつ

大人になれる気がして



上に立ったまま
見つめ合う

乱雑な静寂の片隅で



「喰われること」
選んでいたい



銃を買うより、
同情を買いたい



だから

いつまでも
買い被んないでネ



傷つけるだけの
凶器なら、

中に出して欲しいの

今くらい



「それだけの利用価値」



たまらなく、
嬉しいと思える日だって

多分、あるわ



さあ

吐き出して
すべて



思い残さず、注いで頂戴



後悔?



なんて、
きっとしないよ



「そこに付随する理由」

より

大切なものもある



そう

偶には、
あっても好い筈で



嘘でも、
気紛れに漂う終盤

次に咲く花



待ち侘びてみるの



色や香りや、
鮮烈な夢に

憧れた白昼



ときめいて、

今日
忘れないでよ



そんな生き方が好きだわ



揺れる白百合



虚像、
もうブチ壊して



「密度を重視、なの」



2008/04/06 (Sun)

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