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快感じゃがーの部屋


[638] 黒い点
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




興味本位に 刺しただけ だよ
人差し指の黒い点

シャーペンの芯 は
思いのほか 鋭くってネ

凶器 にもなること
身を以って 知ったよ





連日 世間を賑わす
嫌なニュース

また ガッコのセンセイ
これで何人目?

認識したとき
イキナリ 怖くなるのが

人間の性 って もんだヨネ





耳鳴り 潜って
コンニチワって

知ってる女の声がしたの





まだまだですよ。
これから ですよ。





攻められる
攻められる

なら 守るしか ないじゃんね





刻まなきゃ
やってられなかったよ

ねえ
きみもソウデショウ?





だから よく
目が合ったんだよネ

同じ色の孤独
吐き出したかったんだよネ?





憶測も 飛び火すれば
噂 に変わり始めたりして

奴らの視線も
蔑みになった





同じ自尊心
とやら纏って

同じ経験 身に着けて

足並み 揃えて
コッチへ来るんだ





けど

今思いだせるのも
イタイこと ばっかで

それも もう
現実かどうか
定かじゃない っテのに





大切なことが
他にあると知ってて

人は 悪戯に答えを 描くから

ドウデモイイって
面倒な顔して

振り切りたくも なるんだ な





ホラ

素直になれない
歯痒さ より

痛み 忘れてく 恐怖心





迫った思いの
逃げ場はなくて

破裂 しそうな 日々





黒い点

日増しに
濃くなっていく

嘲るよな顔で
こっちを睨 んでる





黒い点

日増しに
殖えて イってる

いつか
飲み込んでしまうかな

君を





呑み込んでしまうかな





じわじわ
焦げ付く臭いは

鼻をついて

倦怠感 まで
焼き尽くして





明日を道連れ に
灰になったよ





(さようなら も 言わずにネ)



2008/04/13 (Sun)

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