詩人:快感じゃがー | [投票][得票][編集] |
契った、
学生服の切れ端
素知らぬ顔で
あなたは
いとも容易く
ごみ箱に
投げ込んだの
振り返った瞬間の、
強張った顔
狂気に
満ち満ちて
見えて
知らぬ間に
心臓は
鼓動を早めて居た
凍りつく
背中
滑り込む
冷たい指に
あたしは
抵抗も出来ず
なすがまま。
ねえ?
何時かは
愛をしあえる時が
来たり、
あたしの為に
笑ってくれる日が
来たり
そんな事を
ずっとずっと
考えてみたけど
あんな風に
棄てられる場面
観てしまったら
あたしは
如何しようもないよ
行き場のない
言葉、台詞にしても
あなたの前では
意味をもたない
精一杯の強がり
並べてみても
『最初で最後の夜。』
亜鉛華の肌に
爪立てて、
血を染めた
染まる。染まる。
痛み感じたなら
愛も知り得るでしょう?
どうか心配して
放っておけないと
あたしを叱って
冷たい顔で
見つめないでよ
感情 を
態度で
示して欲しいのに
それでも
結論は明白
疑念に縛られた
暗室の風景
焼き増して
打ち砕いて
ねえ?
触られるなら
毒まで本望
あなたにヤラれて
死にたい