ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > Ill Will

快感じゃがーの部屋


[743] Ill Will
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




君は、聞き入れない

音を、聞き入れない






除外した世界に
夢を並べて、

這いずり回っているのだ






君は、認めない

今を、認めない






だから


言葉に
いつも

穴が開いてる






さあ


色のない妄想、で
女を犯してみよ






孕ますことは出来たか






その顔は

苦痛に、
歪んでいたか?






なあ



君は、

そんなにも
「孤独なのか?」






それは
存外、

容易くて






君の血と肉は

あまりにも不味かった






だから、


言葉が地面に
死んでいて



届かぬ声が
哀れなのかい?






それじゃあ
私は

夜、



明かりのない部屋で






佇んだ背中に


ナイフを
突き立てよう






そして



君は、
初めて気づくだろう






生きたい、と願う

その
心臓の在りかを



2012/04/20 (Fri)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -