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快感じゃがーの部屋


[808] おおかみ少年
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



細い糸の上
端から端まで



渡りきって


得意気に笑う
君が





あまりにもかなしすぎた















ポケットやら
引き出しやら

色んな愛を弄ったけれど





正しい答え


持ち合わせていなくって。















濡れる瞳に
隠した本音は

あの夜に



置き忘れてきたまま















「君、おおかみ少年」














縋りつく為だけの
安易な夢を

知っていて

私は差し出したけれど





罪悪感は
消えないよ





この気持ちを
上手く

表す

言葉も見つからなくって。















ねえ

私は
まだ見失い続けてるよ





先を行く

ちいさな
背中の後ろで















それは
それは残酷な

辺り一面の芥子の花















ふやけたやさしさが

生温い現実を
包んでいた


2008/05/12 (Mon)

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