詩人:雑魚 | [投票][編集] |
気がつけば 君を目で追い
声が聞こえれば耳を澄まし
姿が見えれば胸が高鳴り
会話なんてしたら凄く幸せだった
でもね
それだけじゃ 満足出来なくなった
自分のものにしたい
誰にも渡したくない
その気持ちばかりが強くなって
凄く胸が苦しくて
これが 好き だと気づくのに
どれだけかかっただろう
違う
きっと 知らないフリしてたんだ
傷付くのが恐いから
心のどこかで気持ちを制御して
好きじゃないって
言い聞かせていたんだ
そんな事はとっくに知ってたのに
気持ちを伝えるのに躊躇して
曖昧な態度ばかりとっていたから
君は困っていたね
でもね
今まで 恋愛 という過程まで
踏み込む事を恐れた私が
ここまで感情を
抑えられなかったんだよ?
私にとって君は
今までになく " 特別な人 "
もう私には君しか見えない
だって
君が私の全てなんだもの
詩人:雑魚 | [投票][編集] |
「なんて思ったの?」
「教えて?」
君は私の気持ちを知りたがる
君の気持ちに応えるように
私は自分の気持ちを話し
話終えれば 君は満足そうに
ニコニコしながらギュッと
私を抱きしめるよね
私、知ってるよ?
君が私の気持ちを知りたがる理由。
純粋に私の気持ちを知りたいんだよね
でも
それだけじゃあないんでしょう?
不安
気持ちを隠されると不安なんだよね
モヤモヤして
どうしようもない気持ちに
なっちゃうんだよね
疑いたくないのに
自分のこと嫌になったんじゃないかって
思ってしまうんだよね
そんな君の気持ちを理解してるから
私は気持ちを隠さない
君を信じてるから
愛してるから
不安にさせたくないし
傷付いてほしくない
だから
もっと聞いていいんだよ?
君の気持ちに応えるように
私も本音で話してあげるから
詩人:雑魚 | [投票][編集] |
私の描いた絵を見て
君は言ったよね
「誰かに必要とされたいの?」
そのとき私は
曖昧に返事をして
誤魔化した
君もそれに気付いたのか
それ以上は聞かなかったね
でも別れ際に言った
君の一言は
私にはもったいなくて
でもとても嬉しくて
ずっと求めていた言葉で
涙が溢れた
泣きじゃくる私を抱きしめる
君に 抑え込んでいた
ワガママな気持ちや思いを
全て吐き出した
弱くて
自分勝手で
情けない
そんな本当の私を見て
君は優しく微笑むと
「似たもの同士だね」
そう言った
初めて出会った
私の気持ちを理解してくれる人
君は私の大切な人
それと同時に
理解者でもあったんだね
君が私の理解者なら
同じように
私も君の理解者だよ
愛しい君に
あの時の言葉を
「私には君が必要です」
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いつも笑顔で
人懐っこくて
頼りになって
すぐ人と仲良くなれる
素敵な君
そんな君に憧れて
気になって
惹かれていって
いつしかその気持ちは
「恋」
になっていた
でも本当の君は
心配性で
すぐ不安になる
笑顔で元気で頼りになる君
そんな君に
惹かれたはずなのに
本当の姿を見ても
驚かなかったし
嫌いにもならなかった
守ってあげたい
安心させてあげたい
泣かせたくない
笑わせてあげたい
そんな感情が溢れ
私は君を 一生
離さないと決めた
悲しいときは 抱きしめて
泣きたいときは 胸を貸し
不安なときは 優しいキスを
そして嬉しいときは
一緒に思い切り笑おう
それが私の君への「愛」
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君はきっと
私の何倍も我慢して
私の何倍も怖い思いをして
私の何倍も辛い思いをして
私の何倍も悲しんだ
それは振り返るだけでも
泣きたくなるような話
ずっとずっと
この悲しみを 辛さを
聞いて欲しくて
安心させてほしくて
君は一人を怖がった
「大丈夫だよ」
なんて ただの気休め
「好きだよ」
には何度も裏切られた
君には 人が 言葉が
信じられなくなっていた
でもね
私の言葉には
ちゃんと意味があるんだよ
「大丈夫だよ」
私が何とかするから
私が安心させてあげるから
「大丈夫だよ」
「好きだよ」
君がいないとダメなんだ
君がいるから幸せなんだ
君と永遠に一緒にいたい
「好きだよ」
だから一人で
抱え込まないで
もう一人になんて
させないから
怖い思いも
悲しみも 辛さも
分かち合えば
きっと辛くないから
「大好きだよ」
詩人:雑魚 | [投票][編集] |
ぽつぽつ降りそそぐ
雨の音を聞きながら
君の事を考える
傘が嫌いな君は
雨が降っていても
傘をささなかった
「一緒に入ろう」
と傘を差し出しても
君は嫌がって逃げたよね
相合い傘に憧れてた私
仕方ないか、と
少し落ち込んだけれど
それを察してか
察しなくてか
ほんの少しの間だけど
一緒に傘に入ってくれた君に
思わず顔がほころんだ
雨が降る度思い出す
君の少し恥ずかしげな顔
詩人:雑魚 | [投票][編集] |
怖くて悲しい
夢をみるの
夜がくるたび憂鬱で
目をつぶるのが怖い
だって
寝てしまったら
また 夢をみるもの
怖くて
寂しくて
悲しい夢
何度も聞こえる
聞きたくない言葉
ただ絶望を感じ
どうする事もできないまま
私は君の背中をみるの
嘘だと言って
好きだと言ってと
叫びながら
たくさんたくさん
泣きわめいて
自分の泣き声で
目覚めるの
夢だと
わかっていても
怖くて怖くて
君にメールを送れば
普通に返ってくる返事
君のその一言で
私はやっと夢から覚めた
「おはよう」
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朝 目を覚ませば
隣で気持ち良さそうに
寝息をたててる君
手を伸ばし
頬を撫で
髪をなで
そっとキスをし
また髪を撫でる
君が側にいる事実を
何度も 何度も
感じていたかったから
目覚めた君は
まだ眠そうな目を擦りながら
ふにゃり と微笑み
ぎゅっと私を抱きしめる
君は
起きたときに
私がいる事が嬉しいと
幸せだと言ったね
それなら
一緒になろう
私は君がほしいの
二人だけの場所で
君を独占していいのは
私だけだから…
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一日でも会えないと
もうダメなの
気が狂いそうで
つねに君を求めてる
君に触れたい
君の声が聞きたい
君をこの目で見たい
君と 君と…
口を開いて君の名を
呼んでみるけれど
君の声は聞こえない
可笑しいな
私が名前を呼んだら
君はすぐに返事をするでしょう?
ほら 返事をしなさい