詩人:雑魚 | [投票][得票][編集] |
私の描いた絵を見て
君は言ったよね
「誰かに必要とされたいの?」
そのとき私は
曖昧に返事をして
誤魔化した
君もそれに気付いたのか
それ以上は聞かなかったね
でも別れ際に言った
君の一言は
私にはもったいなくて
でもとても嬉しくて
ずっと求めていた言葉で
涙が溢れた
泣きじゃくる私を抱きしめる
君に 抑え込んでいた
ワガママな気持ちや思いを
全て吐き出した
弱くて
自分勝手で
情けない
そんな本当の私を見て
君は優しく微笑むと
「似たもの同士だね」
そう言った
初めて出会った
私の気持ちを理解してくれる人
君は私の大切な人
それと同時に
理解者でもあったんだね
君が私の理解者なら
同じように
私も君の理解者だよ
愛しい君に
あの時の言葉を
「私には君が必要です」