ぽつぽつ降りそそぐ雨の音を聞きながら君の事を考える傘が嫌いな君は雨が降っていても傘をささなかった「一緒に入ろう」と傘を差し出しても君は嫌がって逃げたよね相合い傘に憧れてた私仕方ないか、と少し落ち込んだけれどそれを察してか察しなくてかほんの少しの間だけど一緒に傘に入ってくれた君に思わず顔がほころんだ雨が降る度思い出す君の少し恥ずかしげな顔
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