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雑魚の部屋


[6] 雨音
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ぽつぽつ降りそそぐ
雨の音を聞きながら
君の事を考える


傘が嫌いな君は
雨が降っていても
傘をささなかった



「一緒に入ろう」

と傘を差し出しても
君は嫌がって逃げたよね



相合い傘に憧れてた私

仕方ないか、と
少し落ち込んだけれど



それを察してか
察しなくてか

ほんの少しの間だけど
一緒に傘に入ってくれた君に
思わず顔がほころんだ



雨が降る度思い出す
君の少し恥ずかしげな顔

2012/03/12 (Mon)

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