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曼珠沙華の部屋


[17] 火魂の花
詩人:曼珠沙華 [投票][編集]

あなたと私
二人孤独で花火大会
蒸し暑い夜
薄着に着替えて
車で移動中
あなたは無言で
対向車のライトだけ
明るい
海岸には波音オンリー
私はあなたオンリー
月明かりの砂浜
永遠を照らし出され
地平線と
水平線の彼方へ
ライターで揺れる瞳が
悲しそうに見える
あなた
なにが起こったの?
いったい
なにを決意したの?
束の間の流れ星
落ちた時
予感したのは
互い違いの未来
どうか止まって
いつの日か
頭上に輝くあの月も
あっという間に
消えるのかしら

2004/06/04 (Fri)

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