たぐりよせた赤い糸に夜桜が散って流れる人々の荒々しさに出会い橋の山麓に貴方を刻み込みました照らし出された春は平安色の貴族優雅な心地よさに酔いしれていました当時は四季以上に尊く綺麗なものなどなかったでしょうに今の私達ときたらなみだがこぼれます貴方は共鳴してくれるかしら
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