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曼珠沙華の部屋


[6] 貴族の華    
詩人:曼珠沙華 [投票][編集]

たぐりよせた赤い糸に
夜桜が散って流れる
人々の荒々しさに
出会い橋の山麓に
貴方を刻み込みました

照らし出された春は
平安色の貴族
優雅な心地よさに
酔いしれていました

当時は四季以上に
尊く綺麗なものなど
なかったでしょうに
今の私達ときたら
なみだがこぼれます

貴方は
共鳴してくれるかしら

2003/11/26 (Wed)

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