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風凛の部屋  〜 投稿順表示 〜


[57] このまま.・
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このまま隣にいてもいい?

あなたの手が、

とても温かいから。

2005/05/29 (Sun)

[58] 葛藤。
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愛の海に溺れる訳にはいかない。



貴女のためにも、


ここで鋭利に線を引く。


いっそ、海に飛び込みたいが、


ここで溺れてしまったら、


俺も貴女も明日は空虚。


…だから俺は、ただ目を伏せるしかない。


貴女の潤んだ眼をかわして、


床を視るのみ。

2005/05/31 (Tue)

[59] あるのにない。
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有る
在る
ある
アル

存在している。
存在って何者?

目に入る『存在』
手で触れる『存在』
聞き取れる『存在』
自分以外の他、と言う『存在』


では、存在とは観測する者が知って、初めて存在と成りうるのか。

だったら、自分という『存在』は、他人が「俺の存在」を観測しているから有るってコトか?

俺の『存在』は自分以外の物達が握っているってコトなのか?

2005/05/31 (Tue)

[60] Good Meeting.
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反論すること=提案すること

否定することじゃない。

違う意見を混ぜるんだ。

2005/06/01 (Wed)

[61] 無言の詩。
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なくなった

ただの砂漠になった


あの木蓮も

あの杉も

あのウドも

あの松も

なんて事のない雑木林

何十年もそこに存在した物が

たったの四日で

見るも無惨に朽ち果てた

大好きだった林

私たちの大切な場所

砂漠になった大切な場所



彼らは木を切ったつもりだったかも知れないが

私たちの心は
大きな音をたてて倒された

2005/06/06 (Mon)

[62] デュアル自分。
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もう一人の
自分がすねている。

もう彼に手を差し伸べても無駄かも知れない。


あいつ

せい

はやく
いなく
なれ


それでも俺は、
もう一人の自分を切り捨てられようか。

2005/06/09 (Thu)

[63] 天気。
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天気がいつも晴れの必要はない。


それは誰にも決められない事だから。

2005/06/09 (Thu)

[64] 山林。
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ガラスの黄緑が空一面を覆う。

彼方に水底の深し緑をたたえ。

そして、言いようのない一筆書きのような荒々しさ。




点の私は、ただ全てを見上げ、
点の小ささを知るのみ。

2005/06/24 (Fri)

[65] 導き人。
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この声が聞こえるか。

君が上を見ろと言ったから、

みんなが喜んで上を見るとは限らない。

導き人は時には振り返り、
人に優しくあれ。

多くを束ねる物は、命令ではなく、その人柄だ。


それが誠の導き人。


君は、それはただの理想と笑うだろうが、


それに近づこうと、手をのばして、もがけ。


もがかなければ、このままだ。

完全な理想は無理でも、

限りなく近づけることはできる。


その姿は全然カッコ悪くなんかない。


むしろ多くの人をを引きつける力となる。

2005/06/24 (Fri)

[66] がらがら。
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がらがらの文字で
武装するより


私は 一滴の
澄んだ雫でありたい


自由な一滴で
ありたい

2005/06/26 (Sun)
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