詩人:風凛 | [投票][編集] |
みんなが笑い合っている
そっちへ行けなくて
僕はとても悲しい
僕がその中に居ることは
許されなかった
空席はあったが
座ることは
許されなかった
これは力が足りない自分の責任だ
わかってる
わかってるけど
たまらなく
悔しい
悪い自分は
好きだけど大嫌いなフリをするようになった
自分の心の中を
見なくなった
耳を塞いだ
顔を背けた
笑い合う人達を
妬ましく思った
でも、
ある日気づいた
…僕は
とても幼かった
今までの感情は
無意味な物で
心は現在に居なかった
気づいた
僕はただ
一緒に
何かに打ち込んで
笑っていたい
それだけだったんだ
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足りないものがある
それはスペースがあるということ
いくらでも埋められるということ
そのプロセスがある分だけ
はじめから満たされているより幸福ということ
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風が怠けた一日
俺はくるくる
グランドを空の頭で走る
何も考えられない
何も考えられない
ただの走る機械
ただの走る機械
怠けた空気を引き裂いて
踏まれた地面はへこんで煙を上げる
武者修行な午後
この怯むこと無い熱射が
俺をまた一回りだけ
強くする
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好き
だけど嫌い。
だってもう
お互いにパートナーがいるじゃない。
好き
いや
嫌い嫌い嫌い嫌い…。
二律背反を
自己暗示でデリート。
上手くいくだけが
恋愛じゃない。
と、前向きに開き直ってみたり…。
自己暗示の裏、
心の中では泣いてる私。
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ある日のデートで
静かな公園に立ち寄った。
二人で話すうち
いつの間にか
周りに子供が何人かやってきていた。
彼女が子供好きなので、
子供と一緒に遊んであげた。
遊ぶうちに
子供ってこんなに
かわいいんだ。
と
再発見。
そして
子供達が帰る頃になり、
バイバイを言い合っていると、
一人が
『お兄ちゃんとお姉ちゃんって、
オリヒメとヒコボシみたーい』
だってさ。
またまた
再発見。
七月七日。
本物もまた再会できるよう、願いを込めて。