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風凛の部屋  〜 投稿順表示 〜


[97] 秋夜憂。
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つらかろう
虚しかろう


真夜中に

散る
紅の葉


つらかろう
虚しかろう


誰の目にも
映らぬ色


その葉の歴史に
関係なく

ただ

底なしの暗がりが
寝ころんで
大口を開け
待ち構えている



たった、それだけ



つらかろう
虚しかろう


生きる者の定めが

2005/10/08 (Sat)

[98] 知の根。
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私は何も知らない
何も知らない事すらよく理解していない
さあこの救いようのない一人をどうする?
笑うか?ならば笑うがいいさ
笑った所で何も変わらぬ虚しさを知ると良い
あいつは馬鹿だと虐げるか?それも構わぬ
しばらく虐げた所で己の心の醜さを知ると良い

ああ

私は何も知らないままだ
知らないままで此処にいる
お前達の知は私の無知が根底を築いていると言うのに

2005/10/08 (Sat)

[99] 一声。
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こんな日こそ空を見上げよう

でっかい空だ

2005/10/12 (Wed)

[100] ポエムカプセル。
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ああ、

自分の中に答えがあるんだろうな


過去の詩に
こんなに励まされる自分がいるからな

否定を二重否定に変えるチカラ

もう一度貰えそうだ


ここに
やけにポジティブな奴がいつも居てくれるんだ

救われた気がする

お前達は未来のチカラだったのか、
それとは知らずに…

2005/10/21 (Fri)

[101] 理想的な( )。
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そいつは追い続けるからあり続ける

はたと追うのを止めてしまえば 理想はただの思想に朽ちていく

追ったところで完全な理想に追いつく事は不可能かもしれない

追いつけないから諦めたのか

だが 追わないことには近づけない


ゴールが目標でなく
プロセスが目的になる


プロセスが理想に最も近い



この

ありふれた事に
気づけなかった悲しさ

2005/10/29 (Sat)

[102] 秋。
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団子
団子よ

お前は串に刺さって
何がそんなに楽しいんだ

団子
団子よ

なぜそんなに
つやつや光っていられるんだ

2005/10/30 (Sun)

[103] ええじゃないか。
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ええじゃないか
過去のことは

ええじゃないか
未来の不安は

君がいるのはここなんだ
ここにいるのが君なんだ

未来ではなく
過去ではなく

今なんだよ

何とかするのは現在

ええじゃないか
ええじゃないか

再び民衆がこれを叫べば
世界はもうちょい楽になるさ

2005/10/31 (Mon)

[104] 空色の言葉。
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空色の言葉を贈ります

爽やかな文字のプレゼントです

あなただけに
こっそり

2005/10/31 (Mon)

[105] そこの人。
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そこの人

黒と濃紺の底で
何を見ているのかね

そこは底

開けているのは
どこだかわかるな?


…そうしたら

白と空色の大地で

一つ叩こうか
温かい手を

血を通わせようか
淀んだ眼を洗って

眼を開けようか
世界を見るために

筆を取ろうか
別の黒と濃紺のために

2005/11/02 (Wed)

[106] 浅瀬。
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これまでの詩は
浅瀬でざぶざぶ
遊んでいるような
薄っぺらい文字の山だった


深く潜る力が
不足していた

ここからは
少しでも深海に近づけるよう
模索を始めるつもり

2005/11/02 (Wed)
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