風凛の部屋
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[128] 南風。
春の様な風は
あたらしい世界の匂いを運んで来るから
僕はどうしても落ち着けない
今日は変化の香りが充ち満ちている
2006/02/14 (Tue)
[127] 古森。
苔むした古木
苔むした古木
苔むした古木
苔むした古木
青々茂る若木
苔むした古木
苔むした古木
苔むした古木
苔むした古木
今やコタツで拝見可能
2005/12/03 (Sat)
[126] 拝啓、My自己嫌悪。
何していたのか
自ら入った檻の中から
騒ぐだけ騒いで
悲劇の主人公になったつもりだ
それも世界一とびきりの悲劇
覚めた目で見ても後の祭り
2005/11/29 (Tue)
[125] 最近のプール。
この頃のあやつは暇なんだそうだ
離れてみると
まさに
不可思議な緑の口
何を飲み込もうとしているのか
はたまた、
欠伸をしているのか
俺には分からんがね
2005/11/29 (Tue)
[124] 震える風。
冬風は凍えている
寒い寒い
死にそうだから
なんとか人間に触って
暖まろうとする
今日も冬風と肩を組んで帰る
2005/11/29 (Tue)
[123] プリズム。
動かないものを
こんなにも見つめた
視力検査以来だ
赤のラインで火がついて
黄のラインまで微笑み
緑のラインが葉を宿し
青のラインの水平線に
紫のラインで空へ帰る
気がつけば
一時間もそこにいた俺
2005/11/29 (Tue)
[122] ワープする布団。
ぼふっ
布団に入り込んだ
電気を消すと、こう
周りが見えなくなって
僕はアフリカの大草原に寝返りを打つのさ
2005/11/29 (Tue)
[121] 泣くコート。
霜の結晶が降り立った
手を伸ばしたら
溶けていった
さみしい
さみしいよう
2005/11/28 (Mon)
[120] 昼飯。
ああ、しまった
学校にお湯は
なかった
2005/11/28 (Mon)
[119] そんな顔。
そんな顔
さっさと笑い飛ばせ
お前らしくない
2005/11/28 (Mon)
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