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風凛の部屋  〜 新着順表示 〜


[118] 電話勧誘。
詩人:風凛 [投票][編集]

あぁ主人なら居ません

500光年ほど離れた所におります

またおかけ直し下さい

それでは

2005/11/27 (Sun)

[117] 賛美歌。
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寒い寒い

世の中は寒い

無関心な氷像集団よ

洗いたてのセーターを着なさい

セーターを師と仰ぎなさい

セーターの匂いを感じなさい

セーターを崇拝しなさい

セーター教に入りなさい

セーターを信じなさい

意外と暖かいんだ

2005/11/27 (Sun)

[116] 洗濯機。
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放り込むだけで
キレイにしてくれる


俺にはもったいない
広いこころだなぁ

2005/11/27 (Sun)

[115] 0の時間。
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疲れ窓から夜長を見上げた

夜は重たい

星は軽いらしい

ポーン
0の時報が
ただただ響き

2005/11/27 (Sun)

[114] もがく感受性
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わたしは
毎日毎日
白いがらんどうで
犬と向き合う

わたしの目で
何かを見つけた犬

その
しろい犬が吠える

何と吠えた?
何と吠えたか?
何と吠えたんだ?

言葉は拾えず

声は溶けて沈む

すくえども
すくえども

手から水が
こぼれ落ちる



しばらくして

再びわたしの
目の犬が吠える
吠えてこう言う

こんどは のがすな


毎日毎日
白いがらんどうで
犬と切磋琢磨
少し楽しいんだ

2005/11/26 (Sat)

[113] 金いわく
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金のない者は
人生金だと言ひ

金のある者は
人生金じゃないと言ふ



どちらにせよ

俺は今朝

鼻をかまれてゴミ箱にポイされた者と

変わらないんだぞ

2005/11/22 (Tue)

[112] めりこむ鉛筆と詩人
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磨き磨き磨き磨き
磨き磨き磨き磨き

つるつるの一欠片

絞っても絞れない純晶

研鑽の炎に焼かれ

焼かれ焼かれ焼かれ
焼かれ焼かれ焼かれ

これ以上ないほどに

ガッチリと固まった宝玉を

目をつむって取り出すのだ

雨の日ならなお善し

秋の日ならまた善し

太陽と月の住む大空から一滴ずつ一滴ずつ

ガラス細工より繊細に
画家より大胆に
動物達よりも敏感に
草原よりも広漠に



ただただ鉛筆を
くねらせめりこませ


そして針の先ほどの
くしゃみをするんだ

2005/11/18 (Fri)

[111] しゃららら
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しゃららら
しゃらららっと


歌っていてください

僕はその間

力になれる

僕は削れて

あなたに注がれるから

黄緑の野原で

手放しで歌ってください



しゃららら
しゃらららっと

2005/11/08 (Tue)

[110] 
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遠く遠く消えてゆく星
目を細めて追いかける

冷たい風の一陣が
俺を地上へ舞い戻す

朝方の沢山の風どもが
星を逃がしちまった

その風の一人が言うには
『人間ごときにこの役目は理解できまい…』




ごとき呼ばわりの俺は
ペンを手に取り
ひゅうと投げつけた

凍える風は痛くも痒くもなく
平然とペンを地面に叩きつけやがった

凍える嘲笑が耳に絡まってきたので
一晩開けはなった窓を閉めた

あいつらは風

俺は針の先端の
わずかな領空でしかなかった

2005/11/05 (Sat)

[109] AKI
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僕の大切な『秋』
地図の半分を交換しようよ
一本の道を自転車で走ろう
道の続く限り


だから『秋』、
僕の大切な『秋』

貴女となら全て笑い飛ばせる
飛べ、自転車!
風を纏って駆け登れ

2005/11/03 (Thu)
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