詩人:風凛 | [投票][編集] |
追いかけた
儚きささやき
必死の思いで
地図を作り続け
星空に願った
憂いている暇など
一瞬もなく
必死の思いで
コンパスを磨き
求める彼方を眺望する
我は追う
たとえ
わずかな美の欠片でも
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ここを投げ捨てて何を得た
下らぬ紙切れの束だろう
この地はこの地の為にあり
新参者の我らは
太古の海 太古の森の全てに責を負えると言うのかね
今後 未来永劫 責を負えると言うのかね
詩人:風凛 | [投票][編集] |
これまでの詩は
浅瀬でざぶざぶ
遊んでいるような
薄っぺらい文字の山だった
深く潜る力が
不足していた
ここからは
少しでも深海に近づけるよう
模索を始めるつもり
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そこの人
黒と濃紺の底で
何を見ているのかね
そこは底
開けているのは
どこだかわかるな?
…そうしたら
白と空色の大地で
一つ叩こうか
温かい手を
血を通わせようか
淀んだ眼を洗って
眼を開けようか
世界を見るために
筆を取ろうか
別の黒と濃紺のために
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ええじゃないか
過去のことは
ええじゃないか
未来の不安は
君がいるのはここなんだ
ここにいるのが君なんだ
未来ではなく
過去ではなく
今なんだよ
何とかするのは現在
ええじゃないか
ええじゃないか
再び民衆がこれを叫べば
世界はもうちょい楽になるさ
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そいつは追い続けるからあり続ける
はたと追うのを止めてしまえば 理想はただの思想に朽ちていく
追ったところで完全な理想に追いつく事は不可能かもしれない
追いつけないから諦めたのか
だが 追わないことには近づけない
ゴールが目標でなく
プロセスが目的になる
プロセスが理想に最も近い
この
ありふれた事に
気づけなかった悲しさ
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ああ、
自分の中に答えがあるんだろうな
過去の詩に
こんなに励まされる自分がいるからな
否定を二重否定に変えるチカラ
もう一度貰えそうだ
ここに
やけにポジティブな奴がいつも居てくれるんだ
救われた気がする
お前達は未来のチカラだったのか、
それとは知らずに…