詩人:風凛 | [投票][編集] |
私は何も知らない
何も知らない事すらよく理解していない
さあこの救いようのない一人をどうする?
笑うか?ならば笑うがいいさ
笑った所で何も変わらぬ虚しさを知ると良い
あいつは馬鹿だと虐げるか?それも構わぬ
しばらく虐げた所で己の心の醜さを知ると良い
ああ
私は何も知らないままだ
知らないままで此処にいる
お前達の知は私の無知が根底を築いていると言うのに
詩人:風凛 | [投票][編集] |
つらかろう
虚しかろう
真夜中に
散る
紅の葉
つらかろう
虚しかろう
誰の目にも
映らぬ色
その葉の歴史に
関係なく
ただ
底なしの暗がりが
寝ころんで
大口を開け
待ち構えている
たった、それだけ
つらかろう
虚しかろう
生きる者の定めが
詩人:風凛 | [投票][編集] |
悲劇
見方を変えれば
きっともっと
easyでsimpleだって
苦しみの種は
思ったよりもっと
さっぱりした奴かも知れない
…そうであれ
と願いながら
一人、泣いた
小さくしたい
大きなものの前で