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風凛の部屋


[5] 凸凹レンズの石垣。
詩人:風凛 [投票][編集]







―――ふと『俺』が横を見ると、




生まれた言葉を国家に反する記述のように、黒で塗り潰す【俺】が三人。



「やめてくれ!!なんでこんな事するんだ!!」





『俺』はただ消される言葉たちが可哀想で。






三つの空虚な声が答えを重ねる…

[オマエの言葉が他人と違うから、消す。]

[オマエの言葉が目立ちすぎるから、消す。]

[オマエの言葉なんかに誰も同調したりしないから、消す。]








こうして『俺』は石垣となった。





 一般人



 と
 い
 う






  巨大な石垣の


 一つの






   石



となった。

2005/05/05 (Thu)

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