傷を作らなきゃ強くはなれない
なんでそうなんだろう。

傷つく事でしか人といられない。

幼くて

いつまでもずっと柔らかな人の中で、幸せの中で甘やかされていたい



解らなかった。


人とぶつかって自分も
きっと相手も痛くて

そんなつもりじゃないのに

ただ近づきたかったのに


痛い目にあうのも相手を傷つけるのも怖くて
やめたくなった



ただ不器用で力加減が解らなくて



あんまりたくさんぶつかれる程強くない

もろくて割れちゃう寸前だった


それでも一人は怖いと思う



近づく事しかできない


少しずつ


傷ついて傷つけた

痛くてフラフラになって
だけど柔らかくなって


いつか誰かにぶつかられても
優しく包みこまなきゃいけない日がくる気がした
きっとなんの苦痛もなく
自分がしてもらったみたいに

そのままでいて

傷つきすぎて

全て受け止めていたら

柔らかくなったら


もう傷つかなくて済むのかな



苦しい事なんて一つもなく暮らせたらいいのに

なんでなんだろう