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ゆんの部屋


[9] 寒がり
詩人:ゆん [投票][編集]

まるで野良犬や捨て猫みたいに
ブルブルと震えながら
段ボールの小屋の中で
北風や氷雨から自分の体を守ってる。
誰も迎えに来てくれなくて
月明かりの夜に寒さをしのいでいたんだ。
眠ると死んじゃうから
わざと頬をつねったり
どうして生まれてきたのかわからなくて
ずっと泣いていたよ。
家族のだんらんとか
温かいシチューの味を思い出して
せめて想像の中だけでも幸せでいたくてさ。
早く朝が来て欲しかったんだ。


2005/11/28 (Mon)

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