詩人:紫睡 透華 | [投票][編集] |
歌意に遊ぶ指先を捕らえながら君に問う
今し方の言の葉を沈めた涙は何処へ
蓋し我は専断に背く意向はなかれど
この庭で膝で眠る謀り事を知らむや
漆黒を解き放つまでの刹那に悟ったのは
何も望めない君と我の事実
策士に抗う為は溺れぬポラリスを見出だす眼を信じて
遥かに見えた先刻の誓いを浮かべる
汝再び変化せむやと
詩人:紫睡 透華 | [投票][編集] |
絡まる余波に染み込む色は淡くも厳しい
締め上げるこの手が仮に無意識だったとしても
一つの終わりに収束されていくその形は否定できない
連日の舞夜
具された鏡に映る象徴
叩きつけるように磨かれるディジタル社会
夢が交錯するゆりかごを
知らず黒猫は眠り続ける
論理回路と平行線
演算を始めた世界はある制御プログラムに欠けていると聞く
盤上は狂い咲く文字の調べ
森に迷わぬよう月に歌を
3つ目の徒党の泉
濁りゆくは5本の刃
漆黒の中の混沌はどこまでも澄み渡る
その透華に甘美な童話が宿る事を