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響姫 理穂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 凡庸人間
詩人:響姫 理穂 [投票][編集]

夢をなくした僕らの影が
今日もメディアを騒がせる
僕は正しく生きていたいのに
その正しささえ 影に侵された

そうだよ 今だって
誰かを怖がってるんだ
嫌って 憎んで 妬んで 恐れて
いかにも自分を“カワイソウナヒト”にする
そうやって ただ 笑うだけ

僕のそういう黒い部分が
影に溶けていく気がするんだ――

そうだよ わかってるんだ
僕らはどうせ違う人間だって
「僕」は「僕」という遺伝子が組み込まれてるだけ
でも そういう細かいことで
君とヘンな距離をつくるのは嫌なんだ

2005/04/07 (Thu)

[2] Reality Dreamer
詩人:響姫 理穂 [投票][編集]

吹く風に逆らって 走っていこう
今(きょう)の歌を唄いながら
何も気にしないでいい
ただ自分を信じていればいい
そう思うんだ

テレビのニュースはいつだって
悲しいことと どーでもいいこと
理想と現実の境目は
ハッキリしてるけど
希望だけは溢れてる

形のない物を欲しがるのは
変わらないけど
確かなものが欲しいのは
紛れのない真実

可能性を信じて 走っていこう
今(きょう)の空は澄みきっている
ただ1つ信じていよう
裏切りなんてどーってことない
そう思うんだ

2005/04/10 (Sun)

[3] Fly High
詩人:響姫 理穂 [投票][編集]

コトバが消えていく先は 迷うことなき“みずいろ”
夢を描いたキャンバスも 多分この色だった

太陽と月はずっと動かないまま
消滅する星をじっと眺めるだけ
だから夜空は哀しみを例える「黒に近い青」

昔憧れた正義の味方は
今も変わらずどこかで闘っているよ
大人が忘れた叶わなかった夢は
今 僕の手の中に

雨がおちてきたなら
その雫をぬぐえばいい
降るカナシミには傘をさして
そうすればまた飛び立てるでしょう?

2005/04/18 (Mon)

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