詩人:夢人 | [投票][編集] |
親友よ
君はよく笑ったな
君は一生懸命に生きてたな
君とはよく遊んだな
何処へ行くにも一緒だったな
君はもういないんだな
君は一生懸命生きてたのにな
親友よ
君の分まで生きるよ
だから待っていてくれ
俺が持っていく土産話を
君と同じ位
一生懸命生きていくから
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くだらない事でも徹夜で語り明かし
主張をぶつけ合って喧嘩を繰り返し
日々の些細な事に感動し
日々の些細な事を笑いあい
お互いの事を認めあって
お互いの事を分かり合って
過去の思い出をつまみに酒を飲みながら
今を話す俺たち
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正義をふりかざして
人の殺し合いをさせる国
正義の名の元に
沢山の人達が殺された国
威嚇を繰り返して
自分を守ろうとする国
人の命より大切なもの
その答えが見つからないのに
戦争を繰り返す国々
そして「遺憾」という言葉でしか
態度を表せない国に住む俺達
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少しだけでいいから
勇気が欲しいと思う
少しだけでいいから
背中を押して欲しいと思う
君との距離を一歩近づけて
少しだけ君の本音が知りたい
傷つく事を恐れないで
あと一歩だけ俺が踏み出せたら
君に手が届く
そんな気がするから
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笑っている人がいて
泣いている人がいる
食べ物を乞う人がいて
食べ物を捨てている人がいる
子守り歌で眠る子供がいて
銃声で起きる子供がいる
傍らにあなたがいたなら
少しでも分けてあげたいと思う
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人を器に例えた人がいる
人には器があり
器が大きければ多くの事を識る
器が小さければ識る事は少ないと
けれど少しだけ違うと思う
人の言葉を聞き
目の前の風景を見て
心を育てていこう
少しずつ
器も大きくなるはずだから
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大切な何かが無くなって
人生のどん底に落ちた時
人は底を見るだろうか?
人は上を仰ぎ見るだろう
目指す高みに昇る為じゃない
高みにいる人を見る為でもない
ただ、そこから見える景色
底からしか見えない景色
それを胸に焼き付けて
前を見る為に見上げるのだろう
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人は旅路を行く
その旅路の中で
人は人に出会う
そして宝物をもらう
時に壁がある
それを乗り越えれば
また宝物がある
そう信じて
その壁を越えていく
宝物を心という袋に詰め込んで
背中に背負って歩いていく
橋がかかっている時がある
お世辞にも頑丈とは言えない橋
宝物が無ければ
簡単に渡っていける
その橋を渡るのをためらうのは
宝物を落としてしまいそうだから
宝物を捨てれないから
宝物と一緒に自分が落ちてしまいそうだから
子供の頃ならあの向こうに行けたのに