詩人:夢人 | [投票][編集] |
俺の目に映るもの
それが幸せに見えたら
どんなにいいだろうと思った
幸せになる手伝いをして
他の人が幸せになったら
少しだけその幸せを分けてもらって
俺が少しだけ幸せになる
それが夢
分かってる。
叶わないと。
俺が力になりたいと思う人は
きっと俺の力じゃ助けられない人だろうと。
救い上げようとしても
掬い上げようとしても
きっとこの指の間から零れ落ちるだろうと。
でも
俺は明日も掬いたいと思っています
そしていつか
手の平に一握の砂が残りますように
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心は蔦が絡まり
鼓動を無くした
脳は現実に踊らされ
感覚を無くした
足にはしがらみが付き纏い
動く術を無くした
腕は動かす意味を無くし
道を指し示す術を無くした
だけどこの目だけは
今もあの場所を見続けている
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何年になりますか?
涙を流さなくなって。
現実に心が負けた時に
涙は出ます。
心が理性に負けた時に
涙は出ます。
人の生き様に感動した時
人の覚悟に心震えた時にも
涙は出ます。
友達の暖かい友情にも
涙は出たはずです。
どうして泣かなくなったのだろう。
少なくともその理由は
強くなったからでは無い。
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明日から頑張ります
この言葉が
人をダメにする
今日を頑張らず
明日から頑張れるはずがない
今日を頑張らなければ
望んだ明日さえやってこない
いい加減気づかないか?
今日って日は絶対
君の人生の中で特別な日になるから
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子供の頃
祖父母の皺が酷く気持ち悪く思った
醜いと思ったかのか
自分には無いソレが理解出来なかったのか
理由は定かでは無かったが
近づく事に酷く嫌悪を覚えていた
けど今は
あの皺を逆に愛しいと思う
あの皺は
祖父母が生きてきた人生を表しているのだ
あの沢山の皺が
苦労した事
愛し愛された事
笑った事
泣いた事
感動した事
全てを表している
そしてそれらが全て
幸せだったと
伝えてくるのだ
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私は前に進む
様々な手が私を引き止める
服をボロボロにされ
手首を持っていかれ
髪を頭皮から引き千切られても
それでも前に進むしかない
退路はとうに絶っている
その先に幸せな未来があるのかは知らない
ただ、立ち止まってばかりいては
希望すら見つからないのだ
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太陽は照らし出す。
草木が美しい事。
綺麗な川が流れている事。
人がとても優しい事。
世界がこんなに美しい事を。
月はひっそりと覆い隠す。
草木が消えていく事。
汚い川が増えている事。
人がとても恐ろしい事。
世界中で人が殺されない日が無い事を。
それでも僕は
あなたの苦しさを覆い隠せるのなら
月になりたいと願う。
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涙を流した事があるから
笑顔の価値を知っている
後悔した事があるから
努力の価値を知っている
孤独を味わった事があるから
温もりの価値を知っている
挫折をした事があるから
勇気の価値を知っている
学んだ価値を知っているからこそ
俺達は生きる価値を知っている