詩人:夢人 | [投票][編集] |
ある日
失う怖さを知る
失う事を恐れて
失うものを作る事をやめる
それでも人の心は求める
何でもいい
ただ一つの大切なものになりたいと
そして、人から貰う事を拒みながらも与え続ける
楽しい一時を
必要とされる知識を
必要とされるモノを
誰かの一番になりたくて
誰かに必要とされたくて
自分にとってのただ一つの大切なものが
自分 でなくなる
その時まで
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何事に対してでも
頑張ってるアナタへ
君の事を俺は応援します
君の事を俺は尊敬します
頑張ってる人を見て
あざけり笑うアナタへ
君の事を俺は軽蔑します
君の努力を笑う資格
その資格は
誰だろうと持ちえない
俺はアナタを尊敬します
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彼氏がいなくて寂しい
彼女がいなくて寂しい
こんな相談
どうして欲しいんですか?
彼氏になって欲しいんですか?
彼女候補を紹介して欲しいんですか?
恋人が欲しい気持ちは分かる。
けれど恋に踊らされていませんか?
恋人って寂しさを紛らわすためのものですか?
俺はそういう事しか話さない君達が
何故かどうしようもなく寂しい
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昔僕たちは
小銭を握り締めて
おもちゃを買った
きっとそこで買ったのは
楽しい思い出だったのだろう
最近僕は
魂を握り締めて
何かを買おうとしている気がする
陳列された商品は
見栄なのだろうか
お金なのだろうか
それとも
強さなのだろうか
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願えば
誰でも幸せになれる
願えば
いつかは全てが叶う
そんなのは漫画の中の話で
願っただけでは
望んだだけでは
何も手に入らない
いつかはそこに行きたいと願い
歩む事をやめなければ
近づく事は出来るのだろう
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草原で無邪気に笑う子供
雨が降って長靴で駆けていく子供
当たり前だった自分の姿を見て
その姿を羨ましいと思う
そして少しだけ怖くなる
いつか
「あの姿が羨ましい」
そう思わなくなる日が来るのではないかと
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髪を染めて
値段の高い服を着て
手首や耳に綺麗な飾りを付けた
そんな君と再会した
驚いた
君が可愛くなったからじゃない
君が綺麗になったからでもない
ただ君が
都会の人に見えた事に
道行く人と同じに見えた事に
今の俺も君には
この街に染まった
ただの男にしか見えていないのだろうか
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雨が降ってきて
電車に傘を忘れた事に気付く
駅を出ると
傘を片手に窮屈そうに人が歩いている
何故だろう
傘を持っている人が
うつむいて歩いているように見えるのは
傘を買わずに道を歩き
ふと見上げてみると
月は見える気がした
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人は旅路を行く
その旅路の中で
人は人に出会う
そして宝物をもらう
時に壁がある
それを乗り越えれば
また宝物がある
そう信じて
その壁を越えていく
宝物を心という袋に詰め込んで
背中に背負って歩いていく
橋がかかっている時がある
お世辞にも頑丈とは言えない橋
宝物が無ければ
簡単に渡っていける
その橋を渡るのをためらうのは
宝物を落としてしまいそうだから
宝物を捨てれないから
宝物と一緒に自分が落ちてしまいそうだから
子供の頃ならあの向こうに行けたのに