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夢人の部屋


[36] 一握の砂
詩人:夢人 [投票][編集]

俺の目に映るもの

それが幸せに見えたら
どんなにいいだろうと思った

幸せになる手伝いをして
他の人が幸せになったら
少しだけその幸せを分けてもらって
俺が少しだけ幸せになる

それが夢


分かってる。
叶わないと。

俺が力になりたいと思う人は
きっと俺の力じゃ助けられない人だろうと。

救い上げようとしても
掬い上げようとしても
きっとこの指の間から零れ落ちるだろうと。

でも
俺は明日も掬いたいと思っています

そしていつか
手の平に一握の砂が残りますように

2004/12/13 (Mon)

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