詩人:みどり | [投票][得票][編集] |
目をつむって
…トクン…
…トクン…
小さな、小さなお腹の鼓動
ママ!ママ!!って呼んでるの
だって今日のママは泣きべそ、泣き虫
私に会うのが恐くなっちゃった?
大丈夫
ママ
大丈夫だよ
これからね
私が産まれてイタズラっ子になったら
ママはきっとガミガミ怒る
泣き止まない私と一緒に
途方に暮れたり
心が通じあえなくて1人静かに
肩を震わせたり
私に八つ当たりをしてしまったと
後悔したり
『こんなママでごめん』と
私を抱き寄せたり
これから
ママ大変になる
それでもね
どうか私を嫌いにならないでほしいの
良い子にするって約束は出来ないけど
やっぱりママにはいっぱい甘えちゃうけど
私のことを愛していてほしいの
不器用でもいい
ガミガミしててもいい
私のことを抱きしめてくれれば
それでいい
いっぱい、いっぱい
ぎゅう〜って
ママの瞳に私が映れば
それでいい
もしママがいっぱい、いっぱいで
そんな余裕がなかったら…
私達はいくつになっても親子だから
私がどんなに大人になっても
私がどんなにおばさんになっても
お母さんからのぬくもりは大歓迎です
お母さん
お母さんは私に辛い思いをさせたと
言うけれど
今
私とお母さんは
お互いを思いやってる
それでいいの