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みどりの部屋


[123] 赤子そのもの
詩人:みどり [投票][得票][編集]



抱きしめて欲しくて泣き声あげた
外の刺激に左右され
自分自身でいっぱいだった


すっぽんぽんで笑って泣いた


まともに動かない手足は恨めしく
好奇心は使い捨てに
思い通りに動かない回りの人間に毒づく


すっぽんぽんで笑って泣いた


周りはみんな大きかった
とても追いつけなかった
ただただ私に戻りたかった


だけど、すっぽんぽんで笑って泣いた

だから、すっぽんぽんで笑って泣いた

そうして、すっぽんぽんで笑って泣いた


アルバムの中の私は
ただただ、愛しかった



2021/05/16 (Sun)

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