詩人:葉月 麗奈 | [投票][得票][編集] |
ずっと思う
時間の流れは残酷で
大切な記憶を流していく…
どんなつまらない記憶だろうと
どんなに大切な記憶だろうと
無意味に全て流してゆく…
貴方と出逢った春の図書館
隣に座る勇気なんてなくて
2つ離れた向かいに座る
適当な本を片手に
貴方を眺めている時間が楽しかった
その春の最後の日
貴方は素敵な女の人と
手を繋いで歩いていたね
涙が止まらなかった
ずっと思う
時間の流れは残酷で
大切な記憶を流してゆく
それでも今は
その流れに身を寄せて
ただ忘れることを願います
いつだっただろう…
今も図書館を見ると思い出す…
全てが流れてしまった今でさえ
貴方ことが胸を駆け巡る
思い出より…記憶より…私は確かに貴方を愛してたから…