歩いた途方もない道のりを風の音に震えながらたそがれ時が過ぎた夜の道暗闇の道あてなき道あの時、出会った優しいあのお方にただただ、お会いしたい一心ででも、全くあてのないことあのお方が、お好きであったあの歌を口ずさみながら夜が明ければ日が昇りスズメのさえずりに耳を傾け心を慰め再び、あのお方を探す迷宮入りの旅路をただひたすらなんのあてもないのに
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