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なごやん63の部屋


[6] 母・死・病
詩人:なごやん63 [投票][編集]

私の幼い時

何の温もりも

残さずに

逝ってしまった

お母さん

今も覚えてますよ

お母さんの死に顔

泥んこに

びっしょり濡れたかのように

土のようになっていた

あの顔は

死ぬまで

いいえ

死んでも

忘れることは

ないでしょう

往復ビンタ喰らった

思い出は数々

そんなお母さんだったのに

お母さんがサヨナラの一言も言わずに

旅立っていった

あの日から涙と死への恐怖感

それが私の半生だった

病気になったのも

死への恐怖感

自殺しそうだと言っても

表の主治医は

神様に病気を治してください

なんて贅沢なお祈り

だめだよ

厳しいお言葉

そこで裏の主治医が登場

どうにかこうにか

その状態から立ち直った後は

眠れぬ夜の毎日

夜眠れないから

お昼寝できるかといえば

そうでもない

自律神経失調症と

ホントの病名からすれば

聞こえの良い言葉で騙し

眠れない、自信のない 器用さがない

私に働けば治ると諭されたものの

働けど働けど

治らないばかりか

一層自信をなくして

がっくり

それでも色々と

胸に染み入る訓示を

下さった裏の主治医

お前を見放さないぞとおっしゃったのに

知らぬ間に遠い何処かへ

行ってしまわれた

表の主治医も引退し

病院を転々

今が一番、最高の病院

こんないい病院があるのならば

早く見つかればよかったのに

それまでは、どこの病院でも

いじめられた

でも、今の病院は

全てのスタッフが

とても優しい

本当に有難いことだ

2014/11/06 (Thu)

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