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naoの部屋


[33] 嬰隻弊゛
詩人:nao [投票][編集]

あなたの肌に触れるのが好きだった
もう触る事なんてないんだと思うだけで泣けてくる
あの日
あんなに泣いたのに
涙は枯れないみたい
あなたの名前を叫んだ声は掠れてしまったのに
ひりひりする頬
そっと触れてみる
あなたとは違う
涙で荒れた肌
あなたに会いたい
何も話さなくていい
ただ抱きしめたい
あなたに彼女がいるのは知ってるの
だけど愛してしまった
あたしがいけなかった?
誰かが傷つかなきゃいけなかったからあたしが1人で泣いていたの?
あたしはただあなたの傍に居たいだけ
あなただってあたしといると落ち着くなんて言ってたくせに
結局は幸せな人を選ぶのね
あたしはそんな女には勝てないの
今のあたしひねくれてる
あなたの肌に触れて居たい
もう駄目
あたしを隣においていて
離れて暮らすのなんて我慢できない
もうおかしくなってる
あなたに会いたい
ただそれだけなの
彼女を置いてあたしに会いに来て
もう泣きたくはないの
1人になんてなりたくはないの
余裕なんてない
あたしは勝てない
あなたはあたしを置いていく?



2004/06/13 (Sun)

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