詩人:トケルネコ | [投票][得票][編集] |
存在することの不気味さ
無意味ではないけど
無意味でもある
それよりも
不気味
考えてみれば考える必要もないのに考えてる事
腹が減る 何か食う
満足する
腹が減る 何か食う
満足する
排便する 廃棄する
また
腹が
何か
へる
くう
なにか
顔が
崩れる
涙
.
.
不思議ね と母
確かめる
手がある 足が生えている
人間だ 人間というものだ
この時間という感覚
どこまでも続く長く白い橋
ぼんやりと黒い影が佇んでいる
いくつも それは走り進み歩き立ち止まり
いつしか 下をのぞく
不思議ね
不確かね
あなたも わたしも なにか
わからないもの
みんな しらないのもの
みんな したをむいて
ずっと かがみをみてる
なにもうつらない
なにもうつらないのに
なにもうつらないものをずっと
カオガ
崩レル
くずれてもいい
わたしがわたしじゃなく あなたでもいい
かみさまはだれでもないもの
時間も存在も記憶も血も
だれのものでもない
頭から生えている手足 手足から繋がる星々
あなたはきえて わたしがうまれて
わたしもきえて たましいもきえて
ほしももえて はしもくずれて
かがみだけのこって
だれでもないものがうつるのよ
だれでもないものがゆっくりとあらわれ
ねむりながら死に
ねむりながら考え
ねむりながら眠り…
ふと
きえているの