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トケルネコの部屋


[129] Sacrifiearth
詩人:トケルネコ [投票][編集]

この星のどこかで 君は泣いている

この空の下の 祭壇の上で


意味を探しては 夢のドア巡り

意味はいらないと 時剥がれ去くまま

罪貨の儚 浮かばぬ月に

磨れたような痛みばかりで 望みは望みのままに溢れては

見つめる穹に 読めないルビをふる カタログの中の入道雲


様々な吐息の芽 消えながら映すなら 

宛てのない心臓を また隠そうと庭の隅

届かない声はそのままに 望まないメロディと心中する魚達

繕う羽根すら蝕まれていく 春霞の天使


この星のどこかで 君は泣いている

この空の下の 祭壇の上で


2010/01/21 (Thu)

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