つけっぱなしの電気のなかメタリックなゴツいヘッドホンがずりおちた俺は半ばまだ夢のなかの謎解きをしながらやっとの思いで電気を消して深夜の鼓膜の押しつぶされそうな沈黙の中目を閉じた手を伸ばした夢のなかの君君は僕の手を取って僕はまた吸い込まれてくむかうはあっちの商店街
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