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惑い人の部屋


[16] 摩天楼
詩人:惑い人 [投票][編集]

我先に 空へ届こうと
手を伸ばして 突っ立つ
摩天楼の 群れ

そんなに 必死で
何を掴もうと いうのやら

空の 星の光たちには
届くわけも ないのに

忘れちゃったの?
「バベルの塔」の言い伝え

手に入らない ものだから
あんなにも 美しい

掴めない ものだから
こんなにも 焦がれる


いい加減 気づいたら?

2005/04/13 (Wed)

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