僕は空を飛べると確信を持って言うのは傲慢だろうかだって仕方ないじゃないかひと月前から始まった肩甲骨のむず痒さ今や最高潮翼が僕の背中の皮膚を突き破りたくて駄々をこねてるんだだから今ここにいる屋上の柵を乗り越えコンクリのわずかなでっぱりの上下がうるさくて嫌になるさっきも言っただろ飛び降りるんじゃない飛ぶんだとさあ行こうか僕の翼ほんの一歩踏み出せば一緒に自由になれる出発・・・!
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